BANXの日記

ゲームとか、たまにプログラムとか。

Kinect βテスト感想など

実績やプレイ状況見るとバレバレでしたが、Kinectβテストに参加していました。
11/20、日本でのKinect発売に合わせてNDA解禁のため、
βテストに参加していろいろ気づいたことや感想など、書いておこうと思います。


・操作のラグ
以前より操作ラグがあると言われたKinect、実際にやってみると
ラグはあります。
ただ、人間というのは慣れるもので、ラグを考慮した動きを勝手にするようになるし
ゲームの方もラグを考慮してつくられているので、
全くゲームにならないという致命的な問題はありません。
また、初期のソフトはKinectの処理をソフトウェアで行っているようなので
今後出てくるソフトは改善している可能性もあります。


・メニュー操作
手がマウスの代わりになってメニューを操作するという感じ。
ただ、決定は項目に合わせてしばらく待つ、という操作なので
若干じれったい感じもします。
手をにぎると決定、なども設定できるようになればいいと思いました。
ページを送るときはポインタをマークに合わせて
素早く手をページを送りたい方向へ動かす動作なのですが
これはなんか近未来っぽくてカッコイイ感じも。
これも、手をにぎって掴んだ後に左右へ送る、という動作が
できるようになればさらに快適になるんじゃないかと感じました。
XboxガイドメニューのようなKinectガイドメニューを出すには
右手を真下、左手を斜め下に向けるジェスチャを行います。
が、これも表示されるまで時間がかかるので、
とっさに表示させるのは難しいんじゃないかと思いました。
もちろん、コントローラを持ってしいたけボタンを押せば
すぐガイドにアクセスすることもできます。


音声認識
Xboxメニュー画面でまず「XBOX」としゃべり、
続けてコマンドをしゃべることで実行されます。
音声認識は精度も高く、日本語の発音で問題ありません。
メニューを表示させた状態で「エックスボックスが○○〜」と
会話していると、Xboxが認識して次の命令を待ったりすることも。


Kinect ID
Kinectでは、カメラの前にプレイヤーが入ると自動でサインインする機能、
Kinect IDがあります。
最初にIDを登録するのですが、数分時間がかかります。
画面に指定された位置に立ち、指定されたカンタンなポーズをとる作業を
何度か繰り返せば登録されます。
服などが変わってももちろん認識するし、
数日髭剃りをサボってヒゲを生やしてもOK、
髪を結構さっぱり切っても認識しました。
こたつに入った状態でも認識されました。


・ハードウェア
Kinect側にも書き込み可能なメモリが付いているのか、
Kinect制御のソフトウェアは更新可能なようです。
これにより、パフォーマンス向上などが行われる可能性は十分にあります。
カメラは上下に自動で動き、位置を自動で判定する機能もあります。


・Live ビジョンカメラとの互換性
互換性は無さそうです。
Liveビジョンカメラ用のTotem Ballなどは操作できませんでした。
もちろん、ゲーム側がパッチで対応する可能性はありますが。


・空間認識
EyeToyやLiveビジョンカメラのゲームは「背景と現在の画像の差分」で認識していたため
精度はそこまで高くなかったのですが、
Kinectでは赤外線などを用いた新たな認識方法のため、
結構正確に体のポーズを認識するように感じました。
正面を向いて、手足を前方向へ出す認識は問題ありません。
Wiiでは突きなどの動作がしづらかったですが、Kinectでは普通にできます。
しかし、カメラが正面にしか無いため、後ろ方向への認識は苦手のようで
頭の後ろに手のひらを持っていくなどすると、カメラに手のひらが認識されなくなるので
少しヘンな認識になります。
また、前で腕を組んだりするような認識も苦手なようです。
このあたり、ある程度は改善されるのかもしれませんが。
体の前に交差などしない状態の手がある場合は問題なく認識されます。


・同時認識
現在のところ、2人同時プレイのゲームが多いですが
βで配布されたテスト用のプログラムで認識を確認してみたところ
3人でもきちんと認識されました。


・ゲーム
βテストでは「ジョイライド」「アドベンチャー!」「スポーツ」がプレイできました。


Kinect アドベンチャー!
アドベンチャー!はKinect入門にちょうど良いパーティーゲーム
オンラインもできたり、自分の動きを人形に覚えさせて
それをネットにアップするという遊びもできます。
収録ゲームのひとつ、ワイルドライドは
左右、ジャンプ、しゃがみを使い分けるので本当に疲れます。
疲れ度は、個人的に
ワイルドライド>>>ラリーボール>リバーラフティング>ウォーターパニック>スペースポップ
かな。


Kinect ジョイライド
このゲームは、正直コントローラーのほうがいいかもと思えます。
元々はXBLA用に開発されてたソフトなので仕方ないかもですが、
何も持たずにハンドルを持ったことにするのは少し難しい…
Wiiのハンドルをもってプレイすれば良いかもしれません。
また、あまりやりこんでないのでもう少しやりこめば感想も変わるかもしれません。


Kinect スポーツ
Wii経験者だと驚く「横への移動が必要」なスポーツゲーム
例えばバレーボールは、ボールを打つポーズをすれば良いだけでなく
ボールの落下ポイントへ移動しないといけません。
ただし、これは横へ一歩移動する程度です。
Wiiスポーツのテニスでついつい横に移動していた人も、
このゲームでは本当に横に移動しないといけません。
自分はバレーボール経験者だったので、バレーを主にやったのですが、
サーブの際、アンダー、オーバー、ジャンピングも
自分で動いた通りに打てるのはちょっとビックリ。
レシーブやトス、スパイクやフェイントなどもしっかりできます。


・総合
Wiiリモコンに初めて触れた時の感覚ふたたびという感じです。
これまでのゲームからまた少し進化したなと思います。
ライト向けゲームだけではなく、
重鉄騎やChild of Edenなど、魅力的なゲームも出てくるし
今後どうなるのかが楽しみなガジェットだと思います。