BANXの日記

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ゲーム感想 大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-

最終章で2か月ほど放置したのちクリアしたので、久々に感想を書こうと思います。

ちょうど前回の感想が「逆転裁判5」となっていますが、
この時に書いていた、「不満なところ」が、大逆転裁判では随分改善されていたように思いました。

ただ、今回の総評としては、「モヤモヤしか残らないストーリーで残念」となります。

●前作から改善したと思うところ
・ヒントが出すぎ
 5よりも自分で考える事ができるヒントになっていた

・キャラがオーバーアクションすぎる
 気になるキャラもいたけど、前作よりも随分よくなった

・同じような演出が多すぎる
 前作ほど過剰な繰り返しはなくなった。

・カメラワークがワンパターン
 裁判パートの最終弁論や共同推理のカメラワークなど、3Dを活かしていてよかった。

ここ以降はストーリーに関する重大なネタバレもあるため、
これからプレイする予定の人は見ないことをお勧めします。


●良かったところ
・全て新キャラクターになるけど、どのキャラもよかった。
・共同推理の演出がよかった。
レイトン教授VS逆転裁判のシステムを継承していて面白かった。

●不満なところ
今回はストーリー全体や各裁判など、全てにおいてモヤモヤする内容でした。
大逆転して事件をスカッと解決!という過去作の印象がかなり薄れています。

時間が足りなかったのか、元々次回作を考慮しての事なのかわかりませんが
多数の伏線、しかもかなり大きなものが全く回収されずに終わってしまいます。

その他にも、犯人を追い詰めるが外国人のため対処できなかったり、
大親友の死因がアクシデントだったり、
無罪を勝ち取った直後に依頼人が殺されてしまったり、
途中までの推理が全く的外れで真相に全然関係なかったり、
さらにその事件の犯人は憶測で立証され、最後まで本当かどうか分からなかったり、
無罪を勝ち取った直後に殺された依頼人は実はかなりの悪人であったり、
意味ありげに出てきた登場人物がまったくストーリーに関わっていなかったり、
「最後の手段」がかなり強引であったり、
最終章はホームズ退場でせっかくの新システム・共同推理がなかったりと
本当にモヤモヤしか残りません。

続編が出てそれらのモヤモヤが全て解消されるのかもしれませんが、
これまで1作完結で綺麗に終わっていた逆転裁判でこれをやるのはどうかと思いました…

キャラクターやシステムが魅力的だっただけに、残念です。